私たちから世界へ

北中米地域

アメリカ

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私たちは1900年代の初めより、日系人を相手に食品を輸出して来ました。50年代後半には日本企業が主要都市に進出し、その駐在員や日本人旅行者を対象とした日本食レストランが開店しました。60年代中旬になるとアメリカ人をターゲットにしたレストランが成功し、日本食の存在がアメリカ国内に知られるようになりました。追い風となったのは77年に連邦政府が発表した食生活改善指導「マクガバンレポート」です。その指導内容は日本人の食生活そのものであったことから、日本食は健康食として注目を集めるようになりました。こうした状況の中、「カリフォルニアロール」に代表される巻寿司を中心とした寿司ブームがLAで始まり、80年代には全米に広がりました。
そして現在は、さまざまな形態の日本食がアメリカ人の間で楽しまれています。例えば、彼らの嗜好に味覚を合わせたフュージョンと呼ばれる日本食がセレブたちに愛され、あるいはカレー・うどん・ラーメンなどの専門店にビジネスマンが並ぶといった具合です。また大量生産したお弁当を、非日系人向け小売店に卸している会社も数多く存在しています。レストランで食べたメニューを、インターネット上のレシピサイトで検索して、自宅やパーティーの際に調理を試みる人たちも増えています。このように日本食は、もはやブームではなくアメリカ人の食生活の一部となっています。

JFC International Inc.は、全米に3000店舗ある世界最大の小売りチェーン、ウォルマートのカテゴリーマネージャーとして、アジア系食品の一元管理を任されています。
また20ヶ所ある販売拠点を通じて、アメリカ国内の隅々にいたるまで商品をお届けしています。

年代 日本からの食品総輸出金額 得意先顧客数
2014年 932億円(米国) 10,000以上

カナダ

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カナダは多くの移民を受け入れているということもあり、食文化の面でも多国籍なのですが、アメリカの影響を受け比較的早くから日本食が親しまれてきました。しかし多様な文化の独特の好みに合わせて発展していった結果、私たちの知る日本食から形を変え、とても興味深い日本食を目にすることができます。醤油ではなくフランス料理風のソースで食べる巻寿司やワサビがたっぷり入った稲荷寿司などはその一例です。
また世界第2位の国土面積を持つカナダは、西海岸と東海岸では物流、気候、文化の違いから流行りの日本食にも違いが見られます。西のエリアではリーズナブルな価格帯の日本食レストランが多く、その数は中華レストランを凌ぎます。東のエリアではフュージョン系日本食を提供する値段の高いレストランが多いことが特色です。

バンクーバー、トロント、モントリオール、カルガリーの主要都市4か所に拠点を構えるJFC International (Canada)Inc.は、ローカル系小売チェーン店へ食品を納入するなどして、広大な国土を万全のラインアップでカバーしています。また、リカーライセンスを取得し、日本酒の販売にも力を入れています。

年代 日本からの食品総輸出金額 得意先顧客数
2014年 74億円(カナダ) 2,500以上

メキシコ

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メキシコは中南米第2位の経済大国ですが、所得格差が大きな国でもあります。とりわけ若い世代が多く、人口の約6割が30歳以下となっています。比較的食に対して保守的なメキシコ人ですが、こうした世代はインターネットやTVなどのメディアを通じて日本食に親しみを感じており、また家計収入の約10%は外食に当てられていることなどから、日本食レストランが今後増えていく余地は十分にあります。
メキシコの日本食は、アメリカより巻き寿司を中心に伝わりました。アボガドやチーズを使ったカリフォルニアロールや、豚肉をネタとした握り寿司、マンゴ・キュウイを使いチリソースをかけたものと、メキシコ人に受け入れられやすいようにアレンジされたものが多いです。
物流については、港や空港における冷蔵冷凍施設などのインフラ整備が遅れており、食材は日本から直接輸入するよりもアメリカ経由で輸入されるものが多いことも特色のひとつです。

JFC de MEXICO,SA de CV は、1997年に設立されたメキシコ最大の日本食輸入卸販売会社です。日本はもとより、アメリカ・カナダからも食材を取り寄せています。常温から冷蔵冷凍品にいたるまで幅広い品揃えで、お客様のニーズにあった商品を提供いたします。

年代 日本からの食品総輸出金額 得意先顧客数
2014年 8億円(メキシコ) 500以上

*出典:輸出金額はJETRO貿易統計より抜粋
  得意先顧客数は弊社販売先のおおよその顧客数です